ホーム > 会社概要 > 三和60年史の裏話 > 創業者が語る創業の頃 > 創業の頃(その2)

創業者が語る創業の頃

創業の頃 (長野主任)

その頃、建築現場に我々設備業者が入るときは、大工鉄筋屋等に「よろしく」と言うことで、清酒1級1本を差入れする悪習があった。

当社が川島に建つ山田統合中学校を請負った時も、いつもの慣習通り1級酒を持参よろしくと挨拶した。1階のコンクリート打ちが終って次は2階の建て込みが始まる。私は先般挨拶の清酒を渡してあるので、何げなく現場へ行くと、ねじり鉢巻きをした威勢のいい大工が、「酒持って来たか」と言う、「1階のときに…」と言うと、「ナニッ2階は2階で酒もって来んか!」、「それは…」と口答えすると、「何だと“叩き殺してやろうか”」と大きなカンナをふりかざした。私は足がすくんで逃げるに逃げられん…その時である。2Fの仮事務所から長野主任が駆けおりて、「何をするか!この人に指1本さしてもわしがこらえん、すぐ辞めて帰ってしまえ、お前みたいなんが小竹の現場におることが恥さらしだ、すぐ道具を仕舞して帰ってしまえ、2度と小竹の現場へは入れん様にしてやるからナ」

かの大工、ねじり鉢巻をとって、「すんまへん、もう2度とお酒の要求はしまへん。電気屋さんこらえてよ!!主任さんもう今日から酒を呑むんを止めますよって現場へ置いて下さい…」他の大工仲間も一緒になって長野主任に詫びを入れる。

長野主任は「今後他の業者にでも酒の要求などしたらすぐクビやからその覚悟で来い…」

私の小学校の3、4年後輩の長野さんのこの威厳、この長野さんあって小竹興業今日の繁栄あり…心から尊敬した。