今月の一言

2015年5月 フィロソフィ実践事例からの気づき

代表取締役 山地真人 4月24日、盛和塾香川の例会は特に盛会でした。今回は「他社のフィロソフィ実践から学ぼう!」と、塾生企業3社の実践報告会に、塾生と塾生企業の幹部が100名近くも集まり、大いに学びを深めました。
 また今、三和は「来期の経営計画の立案段階」に入っており、その一環として「三和フィロソフィ手帳Ver6」を作成中です。三和では8年前にVer.1を全社の叡智を集めて創り全社員に配布して以来、今回は最大のバージョンアップとなります。
 私は、この実践報告会を聞かせて頂きながら、友人が経営するA社の大変化が「何故、起きたか!」改めて、大きな「気づき」が起きました。
 今月号では、このA社とA社社員が如何にフィロソフィを活用し「如何に大変身して行ったか」を、まずご紹介します。同時に、稲盛和夫氏が「中小企業再生~JAL再生」まで、企業再生の最大基盤だと実証された「フィロソフィ手帳の有用性」を改めて深掘りし、皆様のお役に立てて頂きたいと思います。
フィロソフィで生まれ変わったA社:
 近年、フィロソフィ手帳の活用で、短期間に「優良企業への大変身」を遂げた企業が増えています。代表的なA社を詳しくご紹介します。
 私とA社社長(以降は彼)は10数年来の「親友とも云える関係」です。A社は大手プラントメーカーの協力会社として、優れた技術を持って居られますが「利益が殆ど出ない厳しい日々」が長年続いていました。
 また彼は、10年以上前からフィロソフィ手帳の有用性を理解されて居りました。が、超多忙・・多くの中小企業の社長と同様に、とても「フィロソフィ手帳を作る時間が取れぬ」、壁が抜けない状況でした。
 数年前、A社社長は考えに考えた末、この壁を抜いたのです。彼は素晴らしい方策を立案、実践を重ね、ついに近年「利益率10%超」の高収益企業となられたのです。
A社が実践した 誰でも出来る凄い方策:
 A社が優良企業に大変身した要因は、フィロソフィだけではありませんが、この変身を支えた最大基盤がフィロソフィ手帳であった事は「明らかです!」とA社長は述懐して居られます。これは「誰でも出来る凄い方策」であり、ここで、そのエキスをご紹介したいと思います。
 エキスは「3社のフィロソフィを活用した朝礼」に有りました。 3社の内、第1は京セラフィロソフィであり、第2は徳島市の優良企業のもの、第3は、三和フィロソフィです。A社は「約10人のチーム毎」の朝礼であり、毎朝フィロソフィ当番が2名毎に交代でフィロソフィを読み、関連の体験発表を行います。
 これは5日毎のローテーション、つまり「全員が週に1度フィロソフィ当番となる」この2人がペアを組んで工夫する姿に「大変身への驚くエキス」があるのです。
フィロソフィで毎夕・毎朝、驚きの変化が:
 実は、当番で発表する前日の夕方、この「2人が事前準備」を行い、毎夕と毎朝、A社は着実に変化を積み重ねて行く。そこに「この方策のエキス:下記①~③」があります。
 ① まず、この「毎夕の事前準備」が、2人での作戦会議に変わって行きました。俺は「京セラの○○を活用」するが、お前は?・・私は「三和の△△を使って、こんな話をしたいが、どう思う?」と、まずは毎日、当番2人のコミュニケーションが深まっていったのです。
 ② つまり、それ迄は、朝礼の当番が当たれば・・嫌々 or 仕方無くスピーチをしていた社員が、「フィロソフィと云う(優れた)基本的考え方」を2人で学び合うと共に、自らの実体験を仲間の全員に、朝礼で伝え合う・・これが毎朝・毎夕「着実に積み上がる価値」は膨大です。
 ③ 稲盛和夫氏の有名な「人生の方程式」では、人生も仕事の結果も「我らの持つ日々の考え方で殆ど決まる!」と教えています。  つまりA社では、この日々の基本的考え方が毎夕&毎朝、フィロソフィで大きく向上した結果、その「個々の社員の成長」も、その組織が達成した「日々の仕事の結果」も格段に高まっていったのです。
 ところで今、三和は経営方針発表会に向け、Ver6に、全社員の叡智を集めつつありますが「8年間も積み上げた三和フィロソフィの効果」が、A社のレベルに「届いて無い可能性が有るぞ!」これが、今回の私の「最大の気づき」です。私は、愕然としたのですが、本件、三和の社員各位は如何でしょうか?
 今月は本件、読者の皆様にも「大いなる気づき」が起きる事をご祈念申し上げ、巻頭言と致します。

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