今月の一言

2015年9月 中国三和14期経営方針の要諦

代表取締役 山地真人 国内でのグループ経営方針発表会の1週間後、蘇州市に於いて、中国三和3社の経営方針発表会を挙行しました。現在、中国では日系工場の投資が大幅減の下、中国三和も「赤字寸前」試練の中での発表会です。
 下図の如く、中国三和の中核、三和工程設備(有)の過去3年半の業績「K率」は、あの尖閣問題の不況を乗り越え「2年前には日本各社と肩を並べるレベル」でしたが、その後は低迷、この1年余は「いつ赤字転落するか・・」この厳しい経営状態「K率」が続いています。
 この大ピンチは同時に「高品質・高技術・高CS・高ES・高収益」これ等の体質を獲得する近未来への、大チャンスでも有ります。共に考えてみたいと思います。

2つの危機が迫る中国三和:
 今、中国は「人件費の高騰」と共に、大幅な円安の影響で「増設などを計画しても、日本本社から投資許可が下りない!」と困って居られる日系工場が非常に増えて居ます。
 また、上海・蘇州・大連・等の先進地域では、ローカル(地元の建設&設備工事会社)が力を付け、価格面は勿論、QCDのトータルでも「通常の建築・設備工事だけでは受注困難な状況」となって来ています。
 この様に、投資抑制とローカルの台頭の「2つの危機」が迫っている、これが「中国三和の現状」です。

前期 最大の成果:
 中国三和、昨年の最大成果は「中国人エンジニアと中国人リーダーが育って来た」こと。更には「技術の幅が拡大し三和しか出来ぬ世界が出来つつある点」です。
 これは技術面だけで無く、心を高める最大の柱「三和フィロソフィの浸透」が進んだ面も大きく、この2大エンジンが相乗効果を発揮し始めて居ます。
 現在、「中国語版フィロソフィ手帳のVer.アップ」に、多くの中国人幹部が参画、中国に於いても漸く「三和フィロソフィが日々の判断の基盤」に成って参りました。

前期成果を今期、大きく拡大へ:
 前期の受注高は9億円レベルですが、製造機械の一部を「三和にお任せしたい!」との声が増えつつ有り、新規顧客の開拓が大きく進んでいます。
 これ等を元に今期は7,000万元(今期から元建て)の受注を目指しており、為替の変動(円安)を勘案しても、これは「実質30%増の受注」となります。この受注増と共に重要となるのが「徹底した経費節減」による、中小企業経営者的センスを持ったエンジニアの育成です。
 これ等により今期はK率を「年平均で35%に!」この高収益体質とすべく、本格挑戦が始まって居ます。

 最後に「もう1度、要点を」申し上げます。
 今、最も厳しい試練が迫る中国三和は、最も大きく発展する可能性を秘めて居ります。中国人幹部を中心に、フィロソフィ面を含め「マルチエンジニアとしてもリーダーとしても」実に立派に成長されつつあり、今期、私は「彼等の成長」が具体的な数字として、大きく花開くと確信致します。
 以上です。中国三和は国内グループ各社と一体となり「大いなる成長・発展」を実現して行きましょう。

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