今月の一言

2016年10月 中国三和に日本三和の未来を重ねる

代表取締役 山地真人  今年は台風が遅くに来襲する年の様であり、10月に入っても台風の被害が出て居りますが、皆様、お元気でご活躍の事と存じます。
 今回は、先日実施の「中国三和の経営方針発表会」での発表内容の内、日本三和の未来に大きく影響する「経営方針のエキス」をお伝えしたいと思います。

中国の経営方針発表会での具体策:
 先月号でも触れましたが、中国の営業環境が厳しさを増す中、特に中国三和の幹部社員15名は、この時期に「何としても高収益体質に脱皮する!」この決意を持って経営方針発表会に臨みました。
 強い決意の下、方針発表会では、日本三和に先行した「幾つかの具体策」を発表して居ります。それは営業~施工面の新戦略であり、社員1人1人が更に急速に立派に成って行く具体策です。
 これ等の戦略や具体策の内、日本三和が先行しているものも勿論ありますが、今後、日本と中国で「同時に挑戦」するもの、更に「中国三和が既に先行」しているものも有ります。
 この内、特に中国三和の先行分には「日本三和各社の未来が重なるもの」が幾つか有り、今回、そのエキスを詳しく申し上げましょう。

中国市場は日本の数年後の姿:
 今、中国の建設・設備工事業界は「ローカルの同業者(ローカル)に席巻」されつつあります。
 従来の営業戦略、「建築も設備も高品質で設計施工・メンテも三和は万全です!」と云う戦略だけでは、ローカルとの価格競争に勝てません。
 そこで三和では、例えば三和空調㈱と連携した「特殊空調工事が出来ます!」を武器とした上、従来からの「メンテの良さ」を最大基盤に、中国人技術者を数多く育成しつつ、この数年、大赤字を出さずに戦って参りました。
 この戦略は「日本三和と殆ど同じ」です。日本では、この戦略を更に徹底すれば、まだまだ「数年は大丈夫!まだ大きく道が開く」と考えて居りますが、中国には既に「日本の数年後」が来ている模様です。
 それだけじゃ「食えないよ!」と成って居るのです。

製造ライン受注がBO(ブルーオーシャン)開拓の武器に:
 そこで中国三和では数年前から、日系工場が「最もお困り」の、製造ラインにまで守備範囲を拡大、例えば「製造プラントの一式施工」にも挑戦して参りました。この挑戦基盤の上に、近年は、製造ラインの増設時など、機械一式を含め「建築・設備・製造ラインの全て」を設計・施工・メンテナンスできる体制を創りつつ有ります。
 そんなの「中国だけだよ!」と云われそうですが、中国の「日系工場の増改築市場」では、三和の様な小さな工事会社が生き残るだけでも「大手プラント会社が行うほどの守備範囲」に挑戦し、初めてBO開拓が 出来る・・今、この体験を積み重ねて居るのです 。
 これは近未来の日本に於いて「十分に起こり得る事」だと考えます。例えば、小形の工場や製造プラント等は、大手は経費倒れですが、「近未来の三和」にとっては「高収益体質実現のBO(ブルーオーシャン)市場」と成り得ます。この近未来の先取りを「中国で実証」しているのです。

管理面・人材育成面での挑戦課題:
 このように営業面の開拓が進む中、中国と日本が同時に挑戦すべき課題は「9ブロック活用の人材育成面談」です。これは先月、発足したばかりの人事課と各部門長の重要課題であり、日本でも現在、「次長以上を対象」に試行が始まったばかりです。
 また、日次K率の「見える化」は、中国三和が先行し「産みの苦しみ」が始まって居りますが、日本側は 「必要だとの意見」がまだ小数派です。
 尚、工事会社として、三和の管理面の最大課題は、いつの時代も品質保証体系の向上であり「予実算管理レベルの更なるプロ化」です。これと共に、主要4検討会(見積・受注・施工・完成の4検討会)のレベルアップが急務。
 これ等の全てを、中国三和と日本各社が同時に推進する事(特に中国と日本を比較する事)で我らは、多くの「気づき」を頂きつつ、「三和版の9ブロック育成面談」の確立を含め、多くの懸案事項を、この時期、急速に立ち上げて行く方針です。

 以上です。これによりオリンピック後の建設業界が、如何に厳しい状況になろうと、国内も中国も三和は、勇気凛々、大いなる未来を切り開いて行きましょう。

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