今月の一言

中国の高収益化は日本三和も同じ

代表取締役 山地真人  春節明けの2月3日は「中国三和 初出勤の日」、今、15周年となる中国三和は「高収益体質獲得へ正念場」を迎えています。
 多くの日系同業者に「撤退の危機」が迫る中国の建設・設備の工事業界で、三和は生き残り、且つ他社では不可能とも云える「高収益体質の獲得」への挑戦が本格化しているのです。
 今月は「この体質獲得の詳細」をお伝えし、特に「中国は分からない」等で、トランプ大統領の如く「内向き」に成って居られる社員各位にも、この意義を深くご理解願いたいと存じます。

中国三和の赤字要因~課題:
 今、中国の日系工場の投資が大幅減の下、長年黒字継続の中国三和が「大赤字に転落」して居りますが、この要因は外部要因と考えるべきでは有りません。その最大要因は「必ず社内に在る!」これが企業経営の常識です。
 この観点から、関係幹部と共に深く検討した結果、最大要因は、私を含む三和の経営陣の「マネジメントの徹底不足や甘さ」が根底にありました。この「徹底と甘さの改善」と共に、中国三和の「近未来ビジョンの鮮明化」や、「全員参加経営の加速」など、多くの課題が浮き彫りに成って参りました。

中国三和の危機は日本も同じ:
 私は、これ等を改めて確認して行く内、これ等の課題は「中国三和だけで無い」、これは日本三和各社にも「同様の課題が潜んでいるぞ」と気づきました。
 今、日本各社・各部門の業績(K率など)は一応、順調に推移して居りますが、これは業界の好況による面が大きく、国内三和各社の高収益体質の追求は遅れ気味「時代の激変に付いて行けて無い面」が少なく無いとの気づきです。
 例えば、中国三和と同様に、近未来ビジョンの鮮明化~全社員の更なる経営参加などの徹底と「甘さの改善」が、国内各社も必須と考えます。

高品質の最大基盤は5Sと報連相:
 実は今、中国三和では高収益体質獲得の中核の1人に、私の15年来の親友で中国での経営体験25年超のプロ、伊豫正義氏(写真)を迎え、安藤・松家の両経営幹部と共に「新たな挑戦」を開始して居ます。
 この当面の最大課題は「5Sと報連相」です。5Sも報連相も、中国三和の幹部~社員全員に社会人&プロの「基盤を再構築するもの」であり、日系企業の多くが実施している内容ですが、この徹底度が肝心であり「新たな挑戦の柱」です。
 日中共に、これが徹底できている企業は少なく、まず整理・整頓・清掃・清潔が中途半端です。特に「躾」が甘い社員は、プロの基盤である報告・連絡・相談が疎か、これが「赤字体質の元凶」となります。
 これは今、日本の三和各社にも「同様の面」が有ります。この5S・報連相は「中途半端では意味が無い」のは当然、上位者ほど厳しく自らを正さねば、この推進は不平不満を呼び「逆効果」と成ります。
 つまり、企業TOPを含む幹部全員が「範を示し背中で教える」この、厳正なる徹底こそが、高収益体質の基盤を創り出す訳です。つまり、企業TOPを含む幹部全員が「範を示し背中で教える」この、厳正なる徹底こそが、高収益体質の基盤を創り出す訳です。
 
お客様満足ダントツ化の意義と鍵:
 そもそも技術とは「お客様満足をダントツに高める為」のもの、高い技術力とは「お客様満足が高いこと」です。更に、三和の歴史は「この技術力に現場経営力がプラス」して、初めて「ダントツのお客様満足」に繋がる事を証明して居ます。(私の著書:参照)
 今、この現場経営力の強化によるお客様満足のダントツ化は、中国三和の具体的な挑戦課題です。例えば、中国三和では、毎日の朝礼で、部門毎に「日々のK率の変化」を、どの所員の如何なる努力の結果か・・と共に発表しており、これが日本三和に先行して「現場経営力を持った代人やスタッフの育成に繋がる」と確信しています。
 更に、受注票ミーティングでの2つの利益設定~予実算管理のPDCA推進も、その基本となるフィロソフィから見直しが始まっており、これ等は、日本各社も同様に「更なるプロ化」に挑戦すべき重要課題です。
 
 今、中国も日本も、多くの物件が「レッドオーシャン化」しつつ有ります。この現状打破には上述の如く、我らの「技術力と現場経営力を高め、お客様満足をダントツ化する事」です。お客様・協力者の皆様と共に 「我らも楽しみつつ」大変身して行きましょう。

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