今月の一言

システム投資で更なるプロ育成

代表取締役 山地真人  早いもので梅雨空に晴れ間、夏日が続く日々が参りました。熱中症などの対策は万全でしょうか?
 さて今、三和では来年早々からの「新社長による強靱なる組織体制」を実現すべく、様々な方面で全力投球が続いています。今月は、この中から「三和のシステム投資の歴史と現状」をお伝えし、特に、グループ社員1人1人がシステム投資&活用により、更なるプロに成って行く姿を、皆様と共に描き出したいと思います。
 
三和のシステム投資の歴史:
 三和の歴史で「最初のシステム投資」は約40年前に遡ります。当時は、全世界のコンピュータ市場の7割をIBMが席巻して居る時代。私は「工事会社もコンピュータを活用する時代が近い!」との思いから、1970年代の終わりにIBMの小型コンピュータを2台、相次いで導入し、原価管理システムや積算システムを自社開発しました。これが三和の「本格的システム投資」の初体験でした。
 私の年収が100万円程の時代、この2台で1000万円を大きく越える投資です。営業所長の私は殆ど毎日、終業後~深夜まで、約1年半を部下1名と共にシステム開発に打ち込みましたが、システム化は想像以上にハードルが高く、投資成果は全く不十分でした。
 
悪評にも諦めずSPEC設立に繋ぐ:
 この結果、馬鹿な2代目が「給与の10年分ものオモチャを買った」と、社内外で悪評が立ったものですが、その数年後には「日本初の漢字が使える富士通のシステム」に約2000万円を投資し、実務を革新する積算システム・等を立ち上げた事で、四国の工事業界で「見積書と原価書を同時にコンピュータで出せるのは三和とS社だけ」となり、漸く「システム化の花」が開いて参りました。
 更に、この体験を元に、83年には三和プラントE㈱を設立、FA市場の開拓に繋がった事で、80年代後半~90年代前半に、これ等の投資は大きな花を咲かせて行ったのです。
 
三和のシステム投資は他社並みに:
 その後、90年代2000年代の始め頃までは、CADへの本格投資や三和独自の社内メールシステムの開発投資、更にはVE技術共有システム等を開発&運用し、同業他社を「社内のシステム投資&活用面でも三和は1歩リード」して参りました。
 しかしながら、2010年前後から、社内のシステム投資は「同クラスの同業他社並み」となり、例えばグループ内のCADへの投資や積算システム、原価管理システム、TV会議システム・等も、近年は「同業他社と大差無し」の状況となって居りました。
 
今後2年の累計投資は1人100万円規模:
 今、三和では、昨年来検討を重ねて来た「業務基幹システムの構築」が始まっています。これは会計・経理の基幹システムを基盤に、積算システム~予実算管理システム、各現場のQCDS改善基盤となる主要システムを統合した、「三和電業グループとして工事業の新たな基盤」となるシステムです。
 更に今、情報端末やスマホを活用した現場管理システムの検討、TV会議システムの再構築、3次元CAD~BIMに至る新設計システム・人事&教育システム、等も検討が進みつつあり、これ等の累計投資は、今後2年強で1億数千万円となる見込みです。
 この様に再び三和は「社員1人当り100万円規模」のシステム武装を進め、多くの社員がこれ等を使いこなす過程で、設備工事業界では最もシステム化が進んだ企業の1つに成って行くと確信致します。
 
システム投資で人間的な仕事に集中:
 これ等、多額のシステム投資を行う目的は、大きく2つ「CSとES」です。まずは「CS:お客様への貢献」であり、同業大手・等を凌駕する貢献は、三和フィロソフィ実践を、これ等の機械やシステムを如何に活用して推進するか、です。
 もう1つは「ES:全社員の歓び追求」です。例えば、自動化システム等で「機械で出来る仕事を増やすこと」により、全社員1人1人が「より人間にしか出来ない仕事:歓び溢れる仕事」にシフトして行くこと、です。
 以上です。私が常々申し上げて居りますように、社員1人1人が「仕事を通して立派に成って行く姿」こそが、お客様に取っても・自分に取っても「最も魅力有る姿」です。
 このシステム投資&活用により、次世代組織が高齢の再雇用者も共々に、益々「立派に成って頂けること」を強く祈念し、6月の巻頭言と致します。
 

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