今月の一言

第15期中国三和 経営方針の要諦

代表取締役 山地真人  三和では、日本三和4社がグループ経営方針発表会を行った翌週、猛暑日が続く蘇州市に於いて「中国三和の経営方針発表会」を開催、新たな挑戦を開始しています。
 16年目の中国三和、特に工程設備は15期ですが、経営方針発表会は特別でした。今回は、過去10数回の発表会に比べ、「発表する各長&各社員からの熱意や危機感」が、ビンビン伝わって来る、意義深い発表会となりました。
 今、中国三和に「如何なる危機」が来ているかを、如何に真摯に受け止め、更に1年後、中国三和が如何なる姿に「大きく生まれ変われるか!」、中国では末端の社員に至るまで、この勝負の年を迎えています。
 今月は、この「中国三和第15期方針の要諦」を詳しくお伝えしたいと思います。
  
中国三和も青天井組織に挑戦開始:
 今期、国内三和4社では、経営方針~目標実現の基盤として、三和の社員は「上位者ほど更に意識を高め続けること」が課題となりますが、この最大基盤が「青天井の組織への挑戦」です。
 今期より「この挑戦」を、中国三和でも開始します。今期、中国三和では近未来の「中国人部長~副総経理~中国人総経理の誕生」に向け、大きな一歩を踏み出しました。
 この、大きな一歩の1つを紹介します。従来、中国三和の幹部は全員が日本人でしたが、今回の昇格面談に於いて「中国人正次長2名・中国人正課長4名が誕生」し、経営方針発表会に臨んだのです。
 この「青天井組織」に挑戦する目的は、日本三和と同じです。今回昇格の、この中国人幹部6名が先頭を切って、日本人幹部4名と心一つに「成長が遅い社員ゼロ」を目指します。
 更に今後、科技社員を含む中国人一般社員の昇格も、大幅スピードUPします。これ等により、中国三和では「私の人生は この程度」等、この「低い思いの社員」は、例え20歳でも60歳で有ろうとも、これをゼロとし、全社員が飛躍し続ける社風とする。これを「中国三和が生まれかわる基本」と致します。
 
3プロ化でBO市場(ブルーオーシャン)を創り出す方針:
 この「3プロ化」は日本各社と同じ方針であり、「VE力プロ化・経営力プロ化・人脈プロ化」この3つのプロ化です。これは日本三和では継続方針ですが、中国三和も「3プロ化に本格挑戦できる段階に入った!」と判断し、今期方針の前面に出しました。この実現により「中国でもBO市場の開拓が一気に進む!」と確信します。
 今、中国の工事業界では、高度成長が末期を迎えた頃の日本と同様に、殆どの物件がRO(レッドオーシャン)市場に成って居ます。この様な中、三和は中国では、特殊工事分野の開拓が進んでおり、これに「メンテナンスの良さ」を加え、鬼に金棒の競争力を持つ事で、ROをBOに切り替え「高収益体質の最大基盤の1つ」とする方針です。
  
W360°評価と良きライバル心:
 中国三和が高収益体質に脱皮する最大要素は「三和フィロソフィ徹底による意識向上」です。つまり、稲盛和夫氏が提唱される「心を高め経営をのばす」の実践であり、この為には「W360°評価と良きライバル心を高める育成面談がカギ」となります。
 この評価&面談により、誰もが素晴らしいライバルを常に意識しつつ「三和フィロソフィの実践度」を大きく高めることで、先月号でも申し上げた「大原則」が働きます。大原則は「フィロソフィの実践度が上がれば、必ず業績は向上する」これです。
 中国三和の場合も、多くの同業者と同様に「予実算管理がマネジメントの中心」ですが、大きく異なるのは「毎日のK率変化を朝礼で発表」することで、「月次に予実算管理のPDCAを廻す工夫」をしている点です。
 これは「予実算の見える化」による「全社員経営参加」であり、日本と共通の今期方針の柱です。
 以上です。誌面の関係で要点のみとなりましたが、深く「ご理解」を願います。
  

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