今月の一言

入社式で新入社員に伝えたこと

代表取締役 山地一慶 春の訪れとともに咲き誇った桜も散り、若々しい新緑がまぶしい季節となりました。気温も上がってきていますが、朝晩はまだ肌寒いですね。 皆さん体調管理には十分に留意してください。
さて4月に入社した新入社員も入社1ヶ月が経ち、見違えるように社会人らしい雰囲気を出すようになってきています。 例年であれば2週間であった新人研修を、今年から6ヶ月と大幅に充実させています。 現場からの声を反映させ、人事課を始めとした多くの関係者が目下挑戦中であり、このような自発的な変化があちこちで起こるような社風にしていきたいと決意を新たにしています。

新入社員への言葉
4月2日に行われた入社式で、私は初めて社長として下記のような挨拶をさせて頂きました。
「(前略)最初は何もできないのが当たり前です。でも明るく元気に挨拶するなど、できることはたくさんあります。できないことに取り組むことは挑戦です。
挑戦には失敗がつきものです。失敗すると叱られるかも、みんなに迷惑をかけるかも、恥ずかしい思いをするかもと、怖くなってしまいます。 しかし失敗を恐れて挑戦しないことが最も恐ろしいことです。
失敗を恐れず、挑戦してください。むしろ失敗してください。そして失敗しても逃げないでください。
そうすれば大きな成長が得られます。成功で得られる成長よりも、失敗で得られる成長の方が大きいのです。
ノープレー、ノーエラーは最低です。
果敢に挑戦した時の失敗は勲章と考えてください。
ぜひ元気に、積極的に挑戦し、多くの失敗をしてください。それが必ずあなたの成長になります。(後略)」

新入社員に伝えたかったこと
私が三和に入社したのは2004年の春。それから3年間は関西支店の現場代人でした。 決して優秀な代人ではなく、むしろ出来の悪い現場代人だったと思います。正直に言えば、失敗ばかりしていました。
 段取りは悪く、図面の品質も悪く、ある時は職人さんに「こんな図面で仕事ができるか!」と図面を投げ返され、 お客様に「お前みたいな不真面目な代人はいらん!出ていけ!!」と言われたこともあります。
その度に「もうイヤや。もうやりたくない。」と挫け、弱音を吐いていました。しかし逃げることはありませんでした。 それは私が強かった訳でも、根性があった訳でもありません。実は何度も逃げようとしていました。 しかしその度に、誰かが励ましてくれたり、逆に叱ってくれたり、支えてくれたから逃げずにすんだのです。
当時は本当につらく、苦しかったです。恥ずかしくて、悔しくて泣きそうなこともありました。でも逃げなくてよかったと思います。 もし逃げていれば、今の自分はない。今にして思えば…ですが、あの時に大きく成長できたのだと思います。当時は気づきませんでした。

経営理念の「限りない感謝」の意味
三和の経営理念に「限りない感謝」という言葉があります。ただの感謝ではなく、「限りない感謝」。
良いことがあった時に感謝するのは普通のことですが、どんな時でも感謝することが「限りない感謝」だと定義されています。
三和では事故が起こった時、それが小さな交通事故であっても必ず神社参拝します。 今後の無事故をお願いするのではなく、「この程度の事故で済ませて頂き、気づきを与えてくださって有難うございます」と感謝を申し上げに行くのです。
事故、災難、苦難は神仏から与えられた「試練」。神様は乗り越えられない試練は与えないと言います。 つまり自分がいま成長するために試練があるのだと考え、与えてくださったことに感謝しようというわけです。
とは言え試練の渦中でなかなか感謝できないのが人間というもの。そんなきれいなことばかり考えられるものではありません。私自身もそうでした。
でも多くの人が経験しているのです。
「当時は辛かったけど、あの時に大きく成長できたなぁ…」なんて話をよく聞くのです。
大なり小なり、多少なりとも、そんな経験は皆あるのだと思います。
数年後に今の新入社員が後輩や部下にそんな話を居酒屋でしている姿を想像しながら、今月の巻頭言を結びたいと思います。
私も只今育ち盛り!皆で頑張っていきましょう!!

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