今月の一言

幹部全員でつくり上げた来期方針

代表取締役 山地一慶  早くも7月。2018年も半分が終わり、これから夏本番を迎える季節になりました。今年の夏も熱くなりそうですね。予報によると例年よりも気温は高いようです。現場での熱中症対策は万全に、毎日の健康管理を十分に行いましょう。

来期に向けて方針策定中!
 さて、三和電業グループでは8月4日の経営方針発表会に向けて経営計画策定の真っ最中です。
 経営計画書は、「グループ経営方針」、「部門方針」、「個人方策」の大きな3つの柱で構成されており、三和電業グループの方向性を示す重要なものです。 中でもグループ経営方針は社員~幹部の意見を吸い上げ、未来を見据えた形に変換した上で、トップダウンされます。その方針を部門が受け、部門方針となり、個人方策までブレークダウンされていくようになっています。
 しかし三和のグループ方針はボトムアップを重視していると言いながらも、いつの間にかトップダウンが大きくなっていました。部門長でさえ方針に対して受け身になってしまう傾向が出ていたのです。 このままでは社長がドンドン誕生する三和、いわゆる「青天井組織」はできないと強い危機感を抱いていました。

今年から始まった新たな流れ
 そこで今回から大きく方向転換をはかりました。
 まず私が作成した方針のタタキ台第一弾を役員幹部が大いに叩き、役員自身がつくり上げた方針にしました。三和の役員は部門長も兼務していますので、より現場に近い感覚でグループ経営方針案ができてきます。
 そして6月に2度開催された方針検討会では、役員が方針説明を行い、方針実現に向けた取り組みテーマに関しては部門長同士で具体策をディスカッションするなど、新しい取り組みが始まっています。 今までとは矢印がまったく逆になったイメージですね。
 このように現場をよく知る部門長が頭を悩ませながら策定した方針は、悩んだ分だけ自分の血肉となり、部下に説明する時にも自分の言葉でしっかり語ることができるようになります。
 それに伴って、今まで丁寧に書かれてきた「方針の説明文」の多くをカットしました。これにより部門長の説明責任が大きくなるかわりに、部門方針への反映はより柔軟性が増すようになりました。 幹部の皆さんと話をする中で、トップダウンではなく「そうしよう!」というベクトル揃えができた成果でもあります。
 このように幹部全員がグループ経営方針の策定に深く関わることで、部門方針への反映度も高まり、全部門が大きな方向性を見失うことなく進んでいけると感じています。
 もちろん最初からすべて上手くいっている訳ではありません。むしろ新しい試みに戸惑いながら、私を含めて幹部全員が暗中模索をしているのが現状です。
 でも最初から上手くできなくていいのだと思います。この機会に新しい流れをつくり出し、幹部全員が率先垂範でそれに挑戦することが大切なのです。

幹部全員が大切にした社員の思い
 来期の方針策定にあたって幹部全員が強く意識したことがあります。それは年始に実施した「社員意識調査の結果」です。
 何度も結果を読み込み、各部門でもヒアリングや意見交換を行い、経営検討会で外部講師を招いて今後の対応について考え方を学ぶなど、全員がこの結果に対して真摯に向き合ってきました。
 全社員が真剣に答えてくれた調査結果を、どのように来期方針に反映させるか、幹部全員で知恵を出し合い、継続方針の中にも思いを込めていったのです。
 なかでも代表的な取り組みとして、個人方策に新たに加わった「個人ビジョン」があります。
組織は個人の集まりです。個人の力は自己実現に向かった時に大きく発揮されると言われています。三和はグループビジョンを掲げていますが、今まで個人のビジョンを公式に聞いたことが無かったのです。 社員一人ひとりが仕事を通して何を成し遂げたいか?この自己実現の方向性と会社が目指す方向性が合わさった時、組織は大きな力を発揮できる。個人のビジョンを応援し、支援できるような会社にしていきたい。  そんな思いから「個人ビジョン」を書いてもらうようにしました。
 社員意識調査の結果と真剣に向き合い、現時点で幹部全員が出せる精一杯の思いをグループ経営方針に込めています。
 文面だけを見ると大して変わっていないように見えても、中身とプロセスが大きく変わってきている。そんな幹部の思いを来期の経営計画書から感じてもらえるとうれしいです。

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