今月の一言

おもてなしの心と三和の人材像

代表取締役 山地一慶  先般の西日本豪雨災害では200名を超える犠牲者が出ており、現在も復旧作業が続いています。お亡くなりになられた方々へ心からご冥福をお祈りすると共に、一日も早い復旧復興が成されるよう祈念致します。
  また7月から例年にない猛暑が続いています。35℃を超える猛暑日が毎日のように続き、「暑いですね」などと悠長に挨拶するのもはばかられる状況です。現場で頑張っている社員はもとより、お客様も協力会社さんも熱中症には十分にご注意ください。万全の体調と対策で、この暑さを乗り越えていきましょう!

お客様から頂いた「おもてなし」
 さて最近お客様を訪問した際に、立て続けに驚かされる出来事があり、今回はそのエピソードを皆さんにご紹介したいと思います。テーマは「おもてなし」です。
 最初にご紹介するのはアース製薬株式会社様。私が中国蘇州で大変お世話になったお客様ですが、今回はアース製薬様が社員さんとその家族、更に取引会社さんまで含めて「おもてなし」するイベントにご招待頂きました。
 このイベントは女子ゴルフツアー「アースモンダミンカップ」の前夜祭で披露される手作りミュージカルを赤穂で行うというもの。「手作り」とあえて付けたのは、本当に手作りだから。内容は本格的なミュージカルです。プロの役者さんも出ています。しかし出演者の半数以上が現役の社員さんなのです。ミュージカルですから歌もあれば踊りもある。洗練された動きにまったく素人感はありません。そこに一般の社員さんがいるというのですから驚くしかありません。
 演技だけでなく歌、踊り、衣装、演出、舞台装置など、どこをとっても隙がありません。費用もさることながら、社員さんがどれだけの時間練習したのか?忙しい仕事の合間を縫って、この日のために猛特訓を重ねてきたことは明らかです。聞くと出演している社員さんは「本当に大変。でもそれ以上の喜びがある。一度やると癖になってやめられない。」と言われているそうです。
 このイベントから見えるのは、アース製薬という会社の社風です。社員が喜び、感動を与え、与えられる機会をつくることに、これほどまでに全力で挑戦している会社は稀だと思います。

「おもてなし」は驚きの中にある
 この経験から「三和もこんな社風を目指したい」と素直に思うのですが、頭のどこかで「これほどスケールの大きなことは、三和ではとてもマネできん」と言い訳している自分がいました。それに気づかされたのが次にご紹介する株式会社ジェイ・オー・ファーマ様です。
出雲にある工場を訪問した際、まずロビーに入ると、通常は切っているはずのエアコンが動いており快適温度。更にそこにはウェルカムボードまで用意されていました。(写真をご覧ください) 「何と丁寧な…」と恐縮していると、秘書の方が来られ応接室に案内されました。
 「お約束の時間ギリギリまで会議があり、少しお待ち頂かなくてはなりません。その間にこちらを召し上がりながらお待ちください。」と差し出されたのは涼しそうな和菓子とお茶。聞くと秘書さんのお父様おすすめの和菓子とのこと。恐縮しながらも和菓子をご馳走になっていると社長が来られ、早速秘書さんのお話をさせて頂きました。そこで社長の言葉に更に驚かされたのです。
 「私の指示ではなく、私も教えられたんです。『おもてなしは驚きの中にあるんです』と彼女が言うんですよ。遠くまで来て頂いた方に『おもてなし』したいという思いがウェルカムボードであり和菓子です」

「おもてなし」の心とT型エンジニア
 三和の目指す人材は「T型エンジニア」を基本にしています。固有技術を深める「I型エンジニア」がお客様ファンと協力者ファンを獲得することで横に広がり「T型」になるという考えです。「ファンになってもらう」と簡単に言いますが、実際にはなかなかできないものです。
 私は今回の体験を通じて、お客様への「ファン度」が更に上がったと感じています。人と接する時に「相手を慈しみ、大切にする思い」をどのように伝えるか。自分が大切に思われていると感じた相手は必ずあなたのファンになってくれます。お客様からすれば私は一出入り業者に過ぎません。その業者に対して、ここまで大切に思ってくれるのかと感動しました。
 三和の歴史はお客様に育てられてきた歴史です。そして今なお、お客様が我々を育ててくれている。この思いに全力で応え、素晴らしい善循環の関係性を築いていきたいと、決意を新たにした出来事でした。

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