今月の一言

世界一ユニークな宝石のようなマルチエンジニア①

代表取締役 山地一慶  8月に入り夏本番。気温湿度ともに高くなってきています。現場の皆さんは特に熱中症には十分に留意してください。睡眠と栄養をしっかりと取り、毎日万全に体調で元気に過ごしていきましょう!

第67期経営計画書が完成!
 去る7月27日、三和電業グループ経営方針発表会と技術発表会が開催されました。年に一回、グループ全社員を対象に開催する三和の最大イベントです。
 とは言え、この原稿を書いているのは開催前。経営方針発表会の内容は次回としますが、その最大ツールである経営計画書が完成を迎えています。
 経営計画書は今年で通巻39号となり、39年間作成し続けているものです。グループ全体の方針~部門方針、個人方策まで全社員がすべての情報を共有するために大きな役割を担っています。
 なぜこのような重要な情報を全社員に共有するのか?
 それは全社員に高い経営者意識を持ってもらいたいから。経営理念の最大目的である「活力溢るゝ企業」を目指し、社員一人ひとりが高い経営者意識を持ってもらえるように全社員と情報共有しているのです。

三和の社員が目指す人材像
 この巻頭言でも「経営の最大目的は人材育成なんです!」と、繰り返し申してきました。原点は創業者である山地十三男社主の「みんなが元気で立派になってくれれば、それでいい。」という言葉。でも、立派になるってどういうことでしょうか?いろんな解釈があると思いますが、三和では「世界一ユニークな宝石のようなマルチエンジニア」を、三和の社員が目指す人材像としています。
 ずいぶん昔から言われているこの人材像。改めてこの内容を皆さんと振り返りたいと思います。

「世界一ユニーク」の意味
 ユニークといわれると「面白い」とか「おかしい」というのが想像できますね。確かにそういうニュアンスも含みますが、それだけではありません。正確には「独自の」とか「他にない」という意味があるのです。
 結論から言えば、「誰でもできるが誰もしないこと、しようとも思わないこと、誰も気づいていないことを徹底して成果を出すこと」という意味合いがあります。
 三和の数十年前の歴史に分かりやすい事例があります。山地真人会長が所長時代の話です。あるお客様から「三和は高い!図面などいらないから安くせよ!」と言われます。所長は「これは私がサービス残業で書いている図面ですのでお金は頂いていません。いらないと言うならお渡ししません!」と応戦。
 当時の図面は今ほど重要視されておらず、当然競合他社も図面など書きません。そんな中、一人何役もこなさなければならない三和は図面を書き続けました。そしてある時期から工場の改修計画が始まります。当然現状把握のために図面が必要になりますが、それを持っているのは三和だけです。そこから三和の優位性が発揮されていった…という歴史が会長の著書に記されています。
 図面を書くことは競合他社も当然できました。でも当時の状況を考えれば、誰も図面を書こうとは思わず、そのお客様の図面を書いていたのは世界で唯一社、三和だけだったのです。
 この事例を参考に、今の自分の考え方が「世の中の常識に縛られすぎていないか?」と、常に自問自答してみてはどうでしょうか。原理原則に立ち返って考えると、意外と目の前に「世界一ユニーク」のもとがあるかもしれません。

「宝石のような」の意味
 次に「宝石のような…」の意味です。磨けば光る石というだけでは宝石ではありません。ダイヤモンドがその辺に大量に転がっていたら誰も有難いとは思いませんよね。宝石は「希少価値が高い」から宝石なのです。
 エンジニアは技術力を高めることが使命だと認識していますから、ある意味では技術があるのは当たり前です。三和では更に+αが求められています。それは「高い経営者意識」を持つこと。前述したように、経営計画書の全社員への配布は「高い経営者意識」を持つための手段なのです。
 ではエンジニアが高い経営者意識を持つとどうなるのか?そして「マルチエンジニア」とは何か?という内容を一緒に考えていきたいと思います。
 …と、今月はここまでです。続きは次号、経営方針発表会の様子と共に掲載していきます。


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