今月の一言

「社員を大切にする」経営理念の実現とは?

代表取締役 山地一慶  新型コロナウイルスの感染が拡大しています。日本でもクルーズ船を中心に多数の感染者が出ており、死者も出るなど深刻さを増しています。
 中国では日常生活にも制限がかかるほどの状況で、延長した春節休みが明けても企業活動を再開するために当局の許可が必要になるなど、通常とは全く違う状況にあるようです。許可を得ても、果たして社員が出社しても良いものかどうか、難しい判断を迫られています。

中国三和は春節明けから総経理交代!
 中国三和では、この春節明けから総経理を交代しました。長年現地に常駐している松家副総経理が新総経理に就任し、この難しい局面を現地の情報を駆使しながら陣頭指揮を執っています。
 社員とその家族の安全と健康を第一に考え、社員仲間はもちろん、お客様や協力会社さんとの一体感で創意工夫しながら対応しているところです。
 就任早々試練に直面している松家新総経理を、グループ全体で一致団結して盛り立て、この大きな試練を乗り越えていきましょう。
 そして日本においても決して油断することなく、感染防止の行動を心掛けてください。

「社員を大切にする」経営理念の実現とは?
 松家新総経理が中国で奮闘している中、大切な判断基準は「社員とその家族の安全と健康を第一に考える」ことだと述べました。これは三和の経営理念の最大目的「活力溢るゝ企業とならん」、そして創業者の「社員みんなが元気で立派になることに一生を捧げるならば悔いはない」という精神そのものです。
 中国三和は今まさに「経営理念を実現」するため、大きな試練に挑戦しているのです。
 この「経営理念の実現」というのは、何となくは分かりますがそれを実際に行うことは簡単ではありません。
 今回は「社員を大切にする経営理念を実現するために何をすれば良いのか?」という大きな課題を持って訪問した企業を皆さんにご紹介したいと思います。

西精工株式会社さんの理念経営
 先日役員幹部と訪問したのは、徳島にある西精工さんです。西精工さんは2013年に「日本経営品質賞」を受賞され、翌年には「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」、「ホワイト企業大賞」を受賞されるなど、日本でも屈指の経営品質を誇る企業さんです。
 今回の訪問でもっとも印象的だったのは、「社員一人ひとりの人生を幸せにするために、会社に何ができるか」ということを真剣に考え、行動している姿です。
 仮にできることが限られるとしても、社員同士が公私にわたる人生に寄り添い、何かできることはないかと真剣に思い行動する温かな社風を強く感じました。
 どうすればそんなことが出来るのか?その具体策の一つが「ミッションステートメント」だと言われます。

理念実現の具体策「ミッションステートメント」
 ミッションステートメントは、西社長が自らの著書「人間性尊重型 大家族主義経営」の中で次のように書かれています。
 「(前略)ミッションステートメントも、社員さんの成長と会社の理念の浸透に欠かせないものです。これは『自分は何のために生き、この西精工で働いているのか』ということを、それぞれが考えて書き込んでいくA4一枚のシートです。(中略)つまり、(自分の人生で)なりたい自分の姿はどんなものか、その姿にどう近づいていくのか、その具体的な目的と目標、プロセスを落とし込んでいくシートです。(後略)」
 この本の中には、入社半年間の試用期間中に、社員さんにミッションステートメント等を書いてもらう課題に対して、チーム内で多くの人が関わりながら30回も書き直しをした、というエピソードが紹介されています。
 みんなで一人ひとりの社員の人生を考える素晴らしい社風を感じるエピソードです。
 そして三和では部下を持つということは「その人の人生を預かること」だとされています。それはつまり、「部下の人生を幸せにする」ということが最大のミッションだということ。簡単に出来ることではありませんが、だからこそ挑戦する価値がある。
 三和電業グループの「社員を大切にする経営理念をいかに実現していくか?」この大きな課題に、皆さんと共に具体的に挑戦していきたい!今回の訪問は、この決意を新たにする貴重な体験となりました。






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