今月の一言

不況に備え、不況に打ち勝つ!

代表取締役 山地一慶  全国に発令された緊急事態宣言も5月25日に全面解除されました。原稿を書いている時点で日本国内16,600人を超す感染者を出した新型コロナウイルスもようやく収束してきています。
 第二波防止のためにも、引き続き警戒は怠らず、十分留意していきましょう。
 皆さんの努力もあり、三和電業グループから感染者は出ておりませんが、あと少しです。全員一丸となって乗り越えていきましょう。

コロナ禍が引き起こす「コロナショック」
 さて今回の新型コロナウイルスは、世界的なパンデミックを引き起こし、現時点で530万人以上の方が感染され、更に増え続けています。
 感染拡大防止のために各国で緊急事態宣言が出され、日本でも外出自粛要請等が出されるなど経済活動が大きく停滞しました。
 我々が当たり前に過ごしてきた「日常」がこれほど急激に変わるのかと、現実の厳しさを痛感しました。今まで普通と思っていたことが普通でなくなり、人々の意識も大きく変わる中で、仕事の仕方も大きく変えていくことが求められています。
 飲食店や旅行業界などは大きく影響を受け、業績不振~閉店、倒産という厳しい現実が、今なお進行中です。いわゆる「コロナショック」と言われる大不況は、これから本番を迎えます。
 世界恐慌さえささやかれる中で、我々が身を置く建設業界でも、一時工事中止などで大きな影響が出始めています。
 今後はさらに仕事の減少~過当競争という厳しい環境が待ち受けていると考えるべきでしょう。

不況に対する考え方
 経済の歴史を見れば、好況と不況は必ず順番にやってきます。好況があれば必ず不況がやってくる。
 ならば「不況への備えは好況期に行え」というのが、私が経営を学んでいる稲盛和夫氏の言葉です。
 稲盛氏は「不況とは成長のチャンスだ!」と喝破されています。
 そして不況への備えとして「普段から高収益であれ」と言われます。普段が低収益だと、不況で売上が減るとすぐに赤字に陥ってしまいます。しかし普段から高収益体質であれば、不況で売上が減っても利益を確保できるし、雇用も守ることができます。
 先日、徳島のある経営者の方とお話する機会がありました。その会社は売上が極端に減り、5月の予約はすべてキャンセルになっているとのこと。その状況になっても「何としても雇用は守る。仮に1年くらい売上がゼロになっても、社員を守ってみせる!」と力強く言われていました。
 社員さんを大切に思う気持ち、そしてそれを実行できる普段の弛まぬ努力でつくり上げた高収益体質に、経営の本質を見る思いがしました。

不況における5つの対策
 このように普段から高収益体質をつくり上げる努力をした上で、いざ不況がやってきた時に、どのように対策をするのか。稲盛氏は「不況における5つの対策」を説かれています。
 1. 全員で営業する
 2. 新製品開発に全力を尽くす
 3. 原価を徹底的に引き下げる
 4. 高い生産性を維持する
 5. 良好な人間関係を築く

 紙面の関係もあり、ここで細かく説明することはできませんが、全体を通して言われていることは、この「5つの対策」に燃える闘魂で全力投球することで、不況期を大きく成長できるチャンスに変えることができるということです。
 会社も部門も現場も、普段から厳しい経営姿勢で高収益体質に向けた努力を行い、いざ不況となれば「ここぞ!」とばかりに普段できていなかった課題に挑戦する。
 皆さんが取り組んでいる「テレワーク」や「TV会議」もコロナ前とは全く違う状況になっています。「テレワーク」一つとってみても、働き方を変えるチャンス!発想を柔軟にしていくチャンス!成長のチャンス!なのです。
 「今、目の前にあるチャンス!」をしっかり生かし、明るく輝く未来を切り拓いていきましょう!


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