今月の一言
社長の今月の一言
人間の無限の可能性
2023.01.05
新年あけまして、おめでとうございます!
令和5年(2023年)、新たな一年が始まりました。心新たに元気いっぱいの一年にしていきましょう!
W杯での日本代表はすごかった!:
さて昨年12月号の巻頭言で昨年一年間を振り返りましたが、その原稿を書き終わってからのカタールW杯はすごい盛り上がりでした。
FIFAランキング24位の日本が、強豪ドイツを2-1で撃破。2戦目のコスタリカ戦は0-1で負けましたが、決勝トーナメント進出をかけたスペイン戦を2-1で勝利し、見事予選リーグを突破しました。
正直に言いますが、サッカーにそれほど詳しくない私でも、ドイツとスペインにW杯で日本が勝つなどとは思いもよりませんでした。
FIFAランキングで言えばドイツは11位、コスタリカ31位、スペインに至っては7位です。24位の日本がこの強豪二国に勝てるはずがない。
普通に考えれば、ドイツとスペインには頑張って引き分け、コスタリカには勝って、1勝2分けで何とか決勝トーナメント進出という予想が精一杯です。
それが初戦で勝てるはずのないドイツに勝利。勝てると思っていたコスタリカに負け。そして「よもや、よもや」のスペインに勝利という、あり得ないことが連続して起こったのです。
更に決勝トーナメント初戦のクロアチア戦も1-1の同点で、延長戦でも決着がつかず、PK戦で惜しくも敗れましたが大健闘でした。
もう日本中が大騒ぎになりましたね。私も大いに盛り上がりました。
W杯日本代表に学んだこと:
今回のW杯で日本はドイツとスペインという強豪国がひしめく、いわゆる「死の組」に入りました。
誰もが決勝トーナメントに行くのはドイツとスペインで、日本は上手くやれば何とか予選通過も不可能ではないかな・・・という普通の予測をしました。
しかしそんな普通の予測を日本は見事にくつがえしてくれました。
誰もが難しいと考え、できるはずがないと思うこと、つまり強豪であるドイツとスペインの二国に勝利するという不可能と思われたことを、日本は見事にやってのけたのです。
本当に大きな勇気と感動を頂きました。
感動のもとは「人間の無限の可能性」:
そして、その感動を味わいながら気づかされたことがあります。
それは、三和フィロソフィの「無限の可能性を信じ、挑戦を重ねる」、そして「常識で判断せず、常識を超えた判断基準に挑戦!」というフィロソフィにつながるものでした。
これらは昨年逝去された、私の経営の師:稲盛和夫氏の「人間の無限の可能性を追求する」というフィロソフィが発想のもとになっています。
この意味は、今の能力をもって「できる、できない」を判断してしまっては、新しいことや困難なことなどできるはずがない、人間の能力は努力によって無限に拡げることができるんだよ、というものです。
私はこのフィロソフィを頭では理解していましたが、やはり本当の意味で腹落ちしていなかったのだと気づかされたのです。
ドイツとスペインはメチャ強い、FIFAランクも日本より断然上位で、W杯で優勝したこともある。そんな国に日本が勝てる訳がない。
「にわか」とは言えサッカーファンの私は、このように普通の判断ができるだけの知識はありました。
そう、下手に知識があるからこそ、普通に「無理だ!」という判断をして、勝てない理由やできない理由を並べ立ててしまったのです。
でも結果は、まったく違いました。
本気で「勝ちたい!」「勝ってみせる!」と思い、勝つための努力を重ね、全力で挑戦した日本代表は、見事に不可能を可能にしました。
私はこの姿に感動し、同時に勝手に不可能だと決めつけていた自分を恥ずかしいと感じました。
今年は「人間の無限の可能性」を信じ、「できない」「難しい」ではなく、「やりたい」「やってみせる」という思いで挑戦を重ねていきましょう!
本年も、宜しくお願い申し上げます!