今月の一言

社長の今月の一言
三和電業グループはHD化します!

2025.09.02

 

 相変わらず厳しい暑さが続いていますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
 引き続き水分塩分を適切に摂取して、熱中症対策を継続してください。早寝早起き、健康的な食生活で体調を万全にしていきましょう!

三和HD株式会社を設立!:

 さて三和電業グループは今月、日本三和のホールディングス会社である「三和HD株式会社」(サンワホールディングスと読みます)を設立します。
 三和電業株式会社、三和プラントエンジニアリング株式会社、三和空調株式会社、三和エコ&エナジー株式会社、株式会社久保電機の株式を100%保有するホールディングス会社となります。
 ではなぜ、三和はホールディングス化(以下:HD化)をしたのか?
 その意義と目的をお話していきたいと思います。

HD化の3つの目的:

 三和HD設立の目的は、大きく3つあります。
 まず一つ目の目的は「本格的な青天井組織を実現すること」です。
 これは三和の経営理念の最大目的である人材育成に直結する内容です。
 私は2018年の社長就任時に、先代社長の夢を引き継いでいます。それは「社長がドンドン誕生する三和にしたい」というものでした。
 人がドンドン育つ組織というのは、どこまでも上がっていけるイメージが持てる組織です。
 「まあ部長までは行けるかな?」
 「役員になれれば御の字だね。」
などと思われるような組織では人は育ちません。
 次長になれば部門長を、部門長になれば役員を、役員になれば社長を目指す。
 「ここまで来たからいいや…。」となれば、そこで成長は止まります。そして成長が止まった上司の部下が育つ訳がありません。
 組織に「ここまで!」という天井があると、人の成長を阻害する、つまり天井のない青天井組織が人の成長には欠かせないのです。
 例えば、グループの一社に社員から社長が誕生したとします。しかしその上にオーナーが会長として存在すると、本当の意味で組織のTOPとは言えません。
 中小のオーナー企業で、名実ともに会社組織のTOPを誕生させるには、HD化は有効な手段なのです。

 そして二つ目の目的は「組織的にグループ一体感をつくり出すこと」です。
 三和は先代社長がグループ化するにあたって、各社に親子関係はつくりませんでした。
 つまり先代の山地真人が個人で借金をして出資することで、各社横並びの組織としたのです。
 これは「同じ三和の仲間なのに、親会社が偉くて子会社がみじめな思いをするようなことがあってはならない」という思いから来ています。
 それによって三和電業グループは親だ子だというような社風にはならなかったのですが、その代わりにグループの一体感は組織的にはなっていませんでした。
 三和の一体感の基礎は大家族主義であり、同じ思いのもとに集った仲間同士の強固なつながりです。
 しかし組織としての一体感は、オーナーが各社社長を兼務することでつながっている状態でした。
 今回のHD化で、そのつながりを組織的にも現わし、社内外どこから見ても一体の組織となりました。

 最後に3つ目の目的は「事業展開がしやすくなること」です。
 創業77年の三和電業グループは、これまで新会社の設立や海外進出、M&Aなど多様な事業展開で成長してきました。
 そしてこれからも、更なる発展を目指しています。
 これから新たに会社を創るかもしれませんし、M&Aや業務提携などもあるかもしれません。
 今までであれば資金力のある三和電業が主体になっていましたが、HD化することでフラットに事業展開を考えることができるようになります。

 HD化の要素は他にもありますが、まずはこの3つの目的を明確にし、HD化が三和電業グループ発展のエンジンとなるよう、さらに努めていきましょう!

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