
日中から少しずつ暖かくなってきました。春の足音が聞こえ始めた季節ですが、元気にお過ごしでしょうか?
いま、改めて大切にすべきこと:
さて、先月号は創業者である山地十三男社主の遺した思いを紹介し、いま我々が大切にすべきことが何かを問いました。
お客様への感謝、品質へのこだわり、技術への強い思い、そして経営理念に込められた創業の精神。
今月は、経営理念について書きます。
三和の経営理念:
われら技術の三和電業グループ社員たる
誇りと自覚に燃え
日々の業務に限りない感謝の心を注ぎ
会社と一体となって行動し
いま この場をいきいきと生き抜き
而して5つの社会に貢献するを以って
活力あふるゝ企業とならん
これが三和電業グループの経営理念です。
この経営理念を一言で表現すれば、
「4つの柱で、5つの社会に貢献することで、活力あふれる企業になること」となります。
4つの柱とは、経営理念の最初の四行に一つずつキーワードが入っています。
最初の柱は「技術を高める柱」です。
三和の技術の基礎は職人的技能であるスキルです。しかし現在の三和に求められるのは幅広い技術であるエンジニアリングであり、お客様に真に喜ばれるVE(バリュー・エンジニアリング:価値創造技術)です。
そして誇り高くも、驕ることなくトコトン謙虚にあることを説く重要な柱が1本目の柱です。
2本目の柱は「限りない感謝を高める柱」です。
人に親切にされたり、施しを受けて感謝するのは普通の感謝です。ここで言う限りない感謝とは、感謝できないようなことにも感謝すること。
生きていれば不都合なことや理不尽なことなど、とても感謝などしたくもないことが起こります。
三和ではこのようなことを「試練」と呼び、それはつまり「成長のチャンス」であるとしています。
いまは辛く苦しくとも、試練は必ず成長につながる。そんな成長のチャンスである試練に感謝すること。
それが限りない感謝です。
3本目の柱は「一体感を高める柱」です。
一体感とは仏教の「山川草木悉皆成仏」という一説に込められた神髄です。神道でいう「八百万の神」といわれるもの。
人間は何とでも一体となれる、根っこでつながる存在だという教えで、当然人と人とも一体になれます。
会社と、部門と、直属の上長と一体となることで大きく貢献できる素晴らしい柱です。
4本目の柱は「いま この場の感覚を高める柱」です。
これは茶道の極意である一期一会の心から来ており、今この一瞬が人生のすべてと思い打ち込むことで驚くべきプロの世界が開くというもの。
死を真摯にとらえ強く意識することで、人間はいきいきと輝きを増します。人間の無限の可能性である潜在能力(火事場の馬鹿力)が目覚めれば、不可能を可能にすることもできる強烈な柱です。
これらこれら4つの柱は三和が激動期を生き抜いてきたエキスであり、今の三和が存在する所以でもあります。
そして5つの社会とは「お客様」「協力会社さん」「社員・仲間」「家族」そして「自分自身」です。
この5つの社会に等しく貢献することが大切で、貢献とはシンプルに「歓んでいただくこと」としています。
経営理念に込められた創業者の覚悟:
この経営理念をつくる過程で、創業者が放った強い覚悟の言葉があります。
「社員がみんな、元気で立派になってくれるのが一番や!その為に一生を捧げるならば悔いはない!!」
社員みんなが元気で立派に成長し、人生が幸福になることに一生を捧げてくれた創業者の思い。
私たちが日々成長することこそ、三和の存在意義であり、使命なのです!