
「暑さ寒さも彼岸まで」
昔の人は上手くいったものだなぁと思います。
丁度お彼岸を過ぎたころから暑さも和らいでまいりました。
とは言え、まだ一時的な暑さもありますので、油断はせずに対策していきましょう。
また朝晩の寒暖差も大きくなってきます。体調管理には十分に留意して、健康第一で頑張ってまいりましょう!
ホールディングス化による変化:
さて先月号でお知らせしましたように、9月2日に三和HD株式会社が設立され、三和電業グループはホールディングス化いたしました。
これにより三和電業グループは本格的な青天井組織実現に向けた体制が整い、組織的な一体感をさらに強化していこうとしています。
とは言え、三和電業などの事業会社は引き続き存続していますので、お客様とのお仕事の関係は変わりません。
しかし社内的にはいろいろ変化していっており、三和の役員会のあり方などは分かりやすく変化していっています。
具体的に言うと、今まではグループ役員会として一本化した会議体を基本としていましたが、これからはHD役員会と各事業会社の役員会を個別開催する方法に変更しています。
これによりグループ全体の中長期的な経営を議論するHD役員会と、各事業会社の経営課題や足元の戦略を議論する各社役員会に区分され、各社の経営がより具体的でスピーディになっていきます。
しかし「このご時世に会議体が増えるの?」という意見はあると思います。
そこで従来のような方法とは違うやり方で役員会を開催していくよう工夫しています。
ICTやAIフル活用で創意工夫:
その代表的な事例を二つご紹介します。
まず一つ目は、定期開催の役員会より臨時役員会を重視する方法です。
通常なら月に一回、定例役員会を開催するのですが、Web会議が浸透している現在、必要な時に必要な人が最小の時間で議論してものごとを決めていく会議の方が好ましい。
もちろん月一の定例役員会はありますが、こちらの時間も最小限です。議論したい事柄が出たらすぐに役員会をWeb招集して、最小限の時間で決議する。
このスピード感が狙いの一つです。
そして二つ目は、議事録はすべて録画~文字起こし~AI要約で行います。
テスト的に今までの役員会で活用してみましたが、多少の修正は必要ですが、必要十分な記録が取れるレベルまでにはなっています。
総務が会議に同席して議事録作成していましたが、これからはMicrosoft TeamsのWeb会議、チャット、AI要約でレジメ~議事録まで完結させる予定です。
会議はWebで、レジメはチャットで、議事録はAIで完結させる。もちろん人間の作業が必要な記録もありますが、それを最低限に抑える試みが始まります。
必要な会議はちゃんと実施する。しかしやり方や中身を変えることで大きく生産性を上げ、価値を上げていく試みです。
三和のDX・AI活用の現状:
このようにICTやAIをフル活用して生産性向上に向けた創意工夫をしていますが、さらに全社員向けに取り組んでいることがあります。
それはChatGPT Teamのトライアル導入です。
AI活用はセキュリティ面での課題がありますが、ICT管理室主導で対策し、全社員を対象に希望者は誰でも使えるトライアルを実施中です。
先ほどのような議事録作成、資料の自動作成、技術や社内ルールに応えてくれる指導員GPTsなど、実際に使ってみると活用のイメージが膨らみます。
さらにMicrosoftのOutlookやTeamsと連携するコネクタ機能など驚くような機能もあり、正直、楽しい!
現在は社員の約半数が使っていますが、このような取り組みで社内の機運と意識を高め、いろんな活用提案が出てくることを期待しています!