今月の一言

2016年3月 中国三和の新ブルーオーシャン戦略と日本三和

代表取締役 山地真人 春を前に寒暖の差が激しい毎日ですが、風邪などひかれて無いでしょうか。実は、2月上旬に私は3か月ぶりに中国三和に行き「新たなブルーオーシャンの世界」を見て参りました。
 これは、日本の三和各社にとっても「近未来が変わるほどの世界」と思われますので、共に深く考えて頂きたいと存じます。

中国経済悪化と日系工事業界の試練:
 年明けからの株価下落の最大要因は「中国発の世界不況懸念」であり、実際に中国経済は非常に心配な状況です。この状況下、中国日系の建設・設備の工事業界には「近年に無い程の試練」が来ています。
 試練の要因は2つ、まず日系工場の設備投資大幅減と中国人労務単価の高騰&円安です。もう1つは、中国ローカル業者の台頭です。これ等により、近い将来中国の日系工事会社は「10社を切る」と思われます。

中国三和が描くブルーオーシャンの世界:
 このような試練の下、15年目の中国三和は「新たな発展の柱」を見出しつつ有ります。中国三和が、ぎりぎりでは有りますが「実質黒字経営を6年近く維持」して来られた最大要因は、日系工場の「メンテナンス&増改築での担当エリア大幅拡大」です。
 この世界は、ハッキリ申し上げ「儲からない&リスクが大きい&投資期間が長過ぎる!」この為、誰も挑戦しない世界であり、本来「ブルーオーシャン」なのです。
 (註:ブルーオーシャン:血で血を洗う過当競争のレッドオーシャンの反対語)

工場メンテナンスのエリアが拡大:
 中国三和の日系工場メンテナンスのエリアは、電気・空調・制御・等の「設備メンテ」だけで無く、工場全体に及びつつ有ります。つまり中国三和のエンジニアは、社内の連携が良く、工場建物の全体~ユーティリティ全般のメンテ体験を日々に(拡大しつつ)積み重ねて居り、技術の幅が徐々に広がっています。

日本三和と同じ社風への挑戦成果:
 技術だけで無く中国三和は、日本三和各社と同様の社風に挑戦する中、お客様の立場に立ち「痒いところに手が届く三和~お客様ファン拡大」へ挑戦を重ね、中国企業には殆ど無い社風に成って参りました。
 この結果、近年になり徐々に、日系工場の生命線とも云える「製造ライン」の改善やメンテを「やる業者が無い・・三和なら出来るのでは!」との日系工場のご期待が高まって参りました。
 これ等のご要望に、新たに迎えた機械技術者と共に、誠心誠意でお応えする中、徐々に「お応えできる範囲」&技術の幅が「限りない広がり」を見せて居るのです。

三和製の専用機械でラインを改善:
 製造機械を含む工場一式のメンテ&増改築範囲が拡大する中、お客様から「どの機械メーカーも作らぬ専用機械が作れるか?」とのご要望に応え、中国三和は「幾つかの専用機:写真」を製作、日系工場の製造ライン改善に役立てる流れが始まっています。
 今後、このような「三和製のオリジナルな製造機械」の製作が進展し、多くの製造ラインに対応出来る様になれば、三和のブルーオーシャンは更に拡大して行くでしょう。

リスクと表裏一体・命懸けの世界:
 しかしながら、この進展により、工場メンテ~工場増改築は「命懸けの世界」となります。失敗すれば即、信用を失いますし、最悪は「1つの大失敗で倒産」という事態も考えられます。
 特に要求水準の高い日系工場各社に対しては、本気で挑戦する業者は「三和だけ」、上記のリスク増大と「表裏一体」ではありますが、命懸けで取り組む中、これは本格的なブルーオーシャンに成って参りました。

日本三和へ貢献する近未来像:
 これ等、中国三和が開拓中のブルーオーシャンは、日本三和各社の近未来に如何に貢献するでしょうか。世界のトップランナーである国内の先進工場には、この「ブルーオーシャン戦略のレベル」では、まだ通用しません。
 しかしながら国内三和各社に於いても、まだ一部の先進的な製造業界に限られますが、三和と同じ守備範囲をカバーできる同業者の殆ど無いブルーオーシャン(小さい市場ですが)を既に開拓して居ります。

 この国内の「小さなブルーオーシャンの拡大」に、中国三和が開拓中の「本格的なブルーオーシャン」を加えれば近い将来、大きな相乗効果を発揮すると考えます。この詳細は、改めてお伝え致します。どうぞ、ご期待下さい。

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