今月の一言

経営方針発表会での参加者の眼光

代表取締役 山地一慶  厳しい猛暑が続いておりましたが、少しだけ暑さが和らいできたようにも感じます。この夏、皆さんはどのように過ごされましたでしょうか。

社長として初めての経営方針発表会
 去る8月4日、徳島において第66期三和電業グループ経営方針発表会が開催されました。
 三和電業グループが日本人全社員を対象に年一回開催する大型行事。現場の都合等で来られない社員もいますが、今年も例年通り110余名の社員が集まりました。
 今年の1月に社長になったばかりの私にとって、社長として初めての経営方針発表会です。社長所信、中期経営方針、そして今期のグループ経営方針を発表し、三和電業グループ全体がどのようなビジョンを持ち、今期どのようなことに重点を置いて進んでいくのかという方向性を示す、年に一度の貴重な機会です。
 ここで改めて今期経営方針発表会を振り返りながら方針の確認をしていきたいと思います。
  さて最近お客様を訪問した際に、立て続けに驚かされる出来事があり、今回はそのエピソードを皆さんにご紹介したいと思います。

社長所信で前期1年間を振り返り
 まず社長所信で前期1年の成果を振り返りました。
 グループK率は28%と前期の低迷からほぼ横ばい。後半期から少し右肩上がりになってきましたが、何よりも苦しい状況が続いていた中国の単独K率が43%と大幅回復したことは際立っています。
 中国は高収益体質獲得のためにあらゆる取り組みに粘り強く挑戦してきました。日次K率の共有、三和フィロソフィの徹底~稲盛氏機関誌の読書感想文相互交換を幹部は毎週実施する等、仕組みと考え方の両面で具体的に動いてきた成果が出始めています。
 三和フィロソフィが身についてきた社員はお客様への対応が変化し、高い評価を得るようになってきます。結果として「この担当者は信頼できる。もう日本人は来なくていいよ」というような有難いお言葉を頂けるようになっていくのです。
 日本でも大きな変化がいくつもあります。
 創業70周年の記念式典を高松・徳島で開催し、社員を含む多くの関係者の方と共に、喜びと感謝の心を分かち合いました。今年1月の社長交代に向けて昨年は次世代組織プロジェクトを実施。現場の声を反映して、2週間だった新入社員研修を6ヶ月にするという思い切った取り組みも行いました。同様にグループ技術管理部が中心となり、部門横断型の検査体制を構築。これを実現するために各部門の幹部社員全員が技術管理部準メンバーを兼務するという他社ではマネの出来ない取り組みも始まっています。
 基幹システム等へのICT関連投資の加速新たな人材採用のカタチが再構築されてくるなど、目に見えて変化してきた1年だったと思います。

グループ経営方針は三本柱
 このような変化を踏まえ、社長として初めて発表した経営方針がこちらです。
 組織の強靭化生産性向上で
       ES・CS 業界No.1に挑戦する」
 7月号の情報誌でもお伝えしたように、この経営方針は中身の解説~具体例まで、役員~幹部全員で創り上げてきたものです。社長がタタキ台は立案しましたが、ボトムアップである現場の声とトップダウンの要素を、幹部が精一杯意識を高めた状態で磨き上げてくれた方針です。社長一人では決してできなかったと思います。
 今期方針は「組織の強靭化」、「生産性向上」、「ES・CS」の三本柱で構成されています。
 社長を含めた世代交代、外部環境の激しい変化、この厳しい状況でも決して忘れてはいけない三和の経営理念とフィロソフィ。社員一人ひとりが高いモチベーションで課題に挑戦し、如何なる変化にも対応できる人材に成長することで、将来に渡りお客様に必要とされる絶対的な信頼関係を構築すること。それが三和の掲げる2026年ビジョンの基盤となり、理念実現に通じるのだと確信しています。

 今回の社長発表は、初めてスライドを映しながらの発表にしました。これは参加者全員が手元の資料を見るために下を向いて話を聞くのではなく、前を向いて話を聞いてもらうために行った工夫です。
 期待通り皆さんが前を向き、私は必要以上に緊張しましたが、おかげで皆さんの「眼」を見て話をすることができました。その眼には光が宿り、力強く、真剣な眼差しでした。
 その眼を見て私は「いける!」と確信したのです。高い目標に高い意識で挑戦し、多くの社員が成長する1年になる。この経営の最大目的をしっかり意識し、全員で目の前の試練を乗り越えていきましょう!

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