今月の一言

どんな山に登りたいのか?

代表取締役 山地一慶  気温が高くなり、梅雨のジメジメした気候になってきました。暑い日が続きますが、皆さま元気にお過ごしでしょうか。熱中症が心配される季節になってきましたので、まずは自分の健康管理を行い、万全の体調で毎日を過ごすようにしましょう。
 …と、この原稿を書いている今、ある事務スタッフの方が声をかけてくれました。5日間連続有給取得を推奨している中で、「先週連休を頂きました!」と。「リフレッシュできましたか?」と聞くと、「やっと初孫が生まれて、あっという間でした!」と清々しい笑顔で答えてくれました。なんだかほっこりと嬉しい気持ちになり、皆さんにシェアしたくなったので書いてみました。

三和電業グループ第67期がスタート!
 さて三和電業グループの管理会計上の期末が6月末をもって終了し、新たに第67期がスタートしました。
 昨年に引き続き、グループ経営方針は社長を始めとした役員が中心になって立案し、部門長幹部の皆さんと共に完成度を高めて参りました。2度にわたる方針検討会では、昨年よりもさらに自由度の高い状態で議論をし、タタキ台の完成度を高めるプロセスを踏むことができています。
 この方針検討会の中で、全力をもって伝えたことがあります。それは、「強く、高い思いを持ち、それを目標数値に表現してほしい」ということです。

ビジョンを意識した目標設定
 目標設定というのは、こうすれば良いという正解がありません。むやみに高すぎても、低すぎてもダメなのです。大切なのは、自分も部下もモチベーションが最大限に高まる目標とすること。
 部門長は、会社や部門がどのような姿になりたいかというビジョン実現に向けた強く、高い思いを持っています。同時に現状の問題点や将来に向けての課題も認識しており、大きく健全な危機感を持っています。これらの思いを来期の方針に込めること、それが目標設定なのです。
 特に数値目標というのは思いの高さがハッキリ分かるだけに、強いメッセージ性があります。
 もし打ち出した目標が低ければ、部下は「この程度で良いんだな」と思うでしょうし、高すぎれば「できもしない目標を勝手に掲げて…」と本気にならないでしょう。部下が思わず武者震いするような、目の色が変わるような目標を打ち出すことができれば、それは大きな意味を持ちます。
 ではどうすればそのような目標を設定することができるのでしょうか?
 それは、まず自分たちが将来どうありたいのかという「ビジョン(ありたい姿)」を部下と共に描くことから始まります。
 登山に例えれば「どんな山に登りたいのか?」ということです。どれくらいの高さの山で、そこから見えるのはどんなに素晴らしい景色か?そしてそこに行くにはどのような装備が必要で、どんなトレーニングをしなければならないのか。
 近所の裏山に登るのか、富士山や南アルプスの北岳に上るのか、はたまたエベレストを目指すのかで、心構えも日常の過ごし方もまったく変わってきます。

その山に登りたいという思いが力になる
 そして、そのビジョンを実現したいという思いを関係者と共有することが最も重要です。
 その山に登りたい、その景色を見たい、その場の空気を吸ってみたいと心底思わなければ、そこに至る道のりに本気になることはできません。
 「僕が登りたいと言ったんじゃない。部門長が登りたいんでしょ?」という人にとっては、ビジョンなどただの文章です。
 「僕も一緒にその山に登りたい!そのために頑張ろう!」となれば、ただの文章が意味を持ち、力の源になり得るのです。
 人間は自らが決めたこと以外には本来の力を発揮することはできないと言われます。誰かに決めてもらった目標への達成意欲は限定的ですが、自らが決めた目標に対しては無限の力を発揮することができるのです。
 グループビジョン、部門のビジョン、そして個人ビジョンと三和には3つのビジョンがあります。組織のありたい姿が実現したときに、自分がどのような姿になっていたいのか。
 一人ひとりが高い思いを強く持ち、ビジョン実現に向けて燃える集団となれば、想像を超える力を発揮することができるのです。
 明るい未来に向け、全員一丸となって飛躍していきましょう!


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