今月の一言

イノベーションで人材育成を考える

代表取締役 山地一慶  すっかり気温が下がってきてこれから冬本番になってきます。師も走る「師走」、年末に向け慌ただしい季節になってきますが、少し立ち止まり落ち着いた行動で安全には十分に留意していきましょう。

イノベーションは「世界一ユニーク」のもとだ!
 さて現在、電業北島支店ではイノベーション活動を継続実施しています。
 毎月講師の先生を招き、イノベーションとは何かを学びながら、三和で必要なイノベーション活動を具体的に試行していますが、これはすぐに成果として現れるようなものではありません。
 多くの方は「イノベーション?なんだか難しそう・・・。」と思われるかもしれませんが、それ自体は難しいものではありません。もちろん簡単なものでもないのですが、だからこそ他社がマネできないダントツの差別化(戦略)につながるのだと確信しています。
 気づいてしまえば誰にでもできる、でも誰もやろうとしないし、気づきもしない。でもそれをすることでダントツの競争力を持つことができるもの。
 先般ご紹介した三和の求める人材像「世界一ユニーク」とは、イノベーションそのものなのです。
 今回はその中でも、具体的に人材育成につながる内容を1つご紹介したいと思います。

人材育成を具体的に考える
 新卒の新入社員全員に記入をしてもらっている「サーバントマネジメントシート」というものがあります。サーバントとは直訳すると“召使い”という意味ですが、この場合は“支援型”と訳します。
 つまり新人の成長を支援することが目的の一つなのですが、このシートを使いさえすれば新人が成長するというものではありません。シートはあくまで道具に過ぎないので、どのように活用するかが重要になってきます。
 このシートは、新人が日々の業務の中で「気づいたこと」を書くようになっているのです。
 例えば新人のA君が職人さんに注意されたとしましょう。段取り不足で迷惑をかけたのかもしれません。それ自体は些細なことで、急いで段取りし直して事なきを得ます。A君はのど元過ぎれば・・・という具合に、その些細な出来事は忘れてしまいます。
 なぜ注意されたのか?それによってどんな気づきがあったのか?どのように対処したのか?次はどのように改善すれば良いのか?
 従来これらは個人のメモ帳に記入するか、もしくは忙しさの中で気にも留めずに流されてきました。当然パートナーへの報告もなければ、育成指導もされません。
 このように成長の機会は失われていくのです。
 新人の使命は業務を“こなしていく”ことではありません。業務を通じて確実に“成長する”ことが最大の使命です。
代表取締役 山地一慶
 このように些細な出来事でも、その場で少し立ち止まって書き留める。それを毎日短時間でもパートナーと共有し、丁寧に気づきにつなげていく。この共有のための道具がサーバントマネジメントシートなのです。
 道具が人を成長させてくれるのではありません。その道具の目的を意識し、有効に使うことができて初めて人は成長できるのだと思います。
 慌ただしい年末、少し立ち止まって自らを振り返る時間を大切にしたいものです。




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