今月の一言

社長の今月の一言
安全はすべてに優先する!

2021.07.01

社員・協力会社さんへ毎年配布する安全大会資料(2020年は郵送配布)

梅雨らしい季節となり連日雨が続いております。気温湿度ともに上がってきており、本格的に熱中症に留意すべき時期です。この季節は暑さに慣れておらず、真夏と同様に十分な注意喚起が必要です。水分塩分の補給は勿論のこと、暑さ対策も現場レベルで具体的に行い、安全健康な環境を一丸となってつくっていきましょう。

事故頻発の緊急事態:

7月1日~7日は全国安全週間です。毎年この時期には協力会社さんと共に安全大会を開催して安全に対する意識を高め、神社で安全祈願をするのですが、昨年に引き続き今年も中止となりました。
コロナ禍で致し方ないとは思いますが、だからこそ安全に対する意識はより高める必要があるのではないでしょうか。

現在、三和電業グループでは事故が頻発しています。幸いにも重大災害となるような被害は出ていませんが、事故が頻繁に発生する状況は何としても食い止めなければなりません。
以前にこの巻頭言に、入社式でのあいさつを書きました。「失敗を恐れず挑戦してほしい」という内容ですが、ここで言う「失敗」と「事故」は次元が違います。決して混同して考えてはいけません。

事故は「絶対に起こさない」という強い決意と対策が必要です。 もちろん、いつ、誰が事故を起こすかは分かりません。誰にでも可能性はあります。安全対策を万全に施したつもりでも、完全に事故を防止することは不可能です。しかし、だからこそ「絶対に事故は起こさない」という強い決意が必要なのです。

悪い報告ほど早く!:

この決意をもってしても事故が起こってしまった場合、その事故に対して全力で対応することが求められます。

現地において必要な措置を施すことは勿論ですが、三和では事故報告の第一報は関係者に迅速に行うように義務付けています。これは事故の大小に関わらず、社長にも速報を送ることになっています。「悪い報告ほど早く!」が基本です。

普通に考えれば悪い報告はしにくいものです。「やってしまった…」という罪の意識や後ろめたさから、ついつい後回しになってしまうものです。

しかし悪い報告ほど早くすることが非常に重要なのです。それを知った人が普段より強く安全に対して強く意識することができ、それだけでも他者への貢献になります。更に事故を起こした当事者では頭が回らないことも、第三者なら適確に判断できるということもあります。
何よりも、緊急時の対応はその人の真価が問われます。目の前で起こっていることに真摯に向き合う姿勢は本当に重要です。

このように悪い報告を早くするというのは、むしろ価値の高い行いなのです。

安全はすべてに優先する:

皆さんは「いってきます」と出かけて、「ただいま」と帰っていく日常を過ごしています。

当たり前のように過ごしている、その日常は決して当たり前ではありません。ひとたび事故が起きれば、当たり前と思われていた日常は、いとも簡単に崩れ去ります。皆さんが当たり前と思っている日常は、皆さんが全力で守っているもの、尊いものなのです。
決して気を緩めてはなりません。安全に対しては常に意識高く、有意注意で臨まなければなりません。

「安全はすべてに優先する!」
品質も工程も予算も、現場のすべては安全という土台の上に成り立っており、その土台が崩れればすべてが台無しになってしまいます。 いかなる状況においても、安全をないがしろにしないよう、高い意識を持ってください。

事故は天からの警告、徹底プラス思考を!:

三和では「事故は天からの警告である」という考え方があります。事故が頻発している状況を他人事と考えず、真摯に自分事として考えることが大切です。

自らの考え方、姿勢を正し、すべてに対して限りない感謝を注ぐこと。

神様か、仏様か、ご先祖様か、何者かに護られているということに心から感謝し、徹底プラス思考で尊い日常を全力で守っていきましょう!

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