今月の一言

社長の今月の一言
「明るく 元気に 挨拶」してますか?

2022.05.01

 4月の後半から夏日を記録する日もあり、春を通り越して夏のような日が続いています。若々しい新緑が輝く季節になり、気温も日中は汗ばむほどになってきました。

5名の若者が新たな仲間になりました:

 去る4月1日、5名の若者が新たに三和電業グループの仲間に加わりました。
 桜咲き誇る鳴門研修センターで執り行われた入社式では、期待と不安の入り混じった表情の新入社員が新たな世界への挑戦に胸躍らせていました。
 ほど良い緊張感でピンっと張った空気の中で、役員幹部から言葉を送り、新入社員を代表して池田百花さんが決意表明をされました。
 毎年感じることですが、本当にこの空気感は清々しく、心新たに頑張ろう!という気分にさせてくれます。
 今回は、この入社式で私が新入社員に送った言葉をご紹介したいと思います。

「ノープレー・ノーエラーは最低や!」:

私は毎年、新入社員に対して同じことを伝えています。それは「ノープレー・ノーエラーは最低やぞ!」ということ、もう少し丁寧に言うと「失敗を恐れず、ドンドン挑戦してほしい」ということです。
 右も左も分からない新入社員は、やること成すこと全て初めてです。初めてやることに失敗はつきもの。失敗を恐れていては新しいことなどできません。
 しかし人間というのは難儀な生き物です。そうだと分かっていても、やっぱり失敗はイヤなのです。
 ついつい「上手くやろう」としてしまい、「そこそこな感じ」を演じて、小さくまとまってしまう。そんな若者は見たくありません。
 これを野球で例えると、捕れるか捕れないかというボールに飛び込むこともせず、途中で足を止めて安全にボールを捕りにいくようなものです。
 そんな姿を新人に求めているんじゃない!
 皆が新人に求めているのは、捕れるか捕れないかというボールに思い切って果敢に飛び込む全力プレーの姿です。
 たとえボールを弾いてエラーになったとしても、そのプレーは賞賛されます。
 「よく思い切って飛び込んだな!」
 「気持ちのいいプレーだったぞ!」
 もし新人が全力で失敗をしたら、こんな風に評価してあげてください。
 上手くこなそうと手足を縮こまらせている姿より、思い切って失敗した方が気持ちがいい。
 そして次こそは、捕れるかもしれない。
 新人は「伸びしろ」のカタマリです。やればやっただけ伸びます。そんな新人が小さくまとまるなんて勿体ない。是非、失敗を恐れずに挑戦を重ねてください。

新人に具体的にお願いしたこと:

 と、例年であればここまでなのですが、今年からもう少し深掘りすることにしました。
 いきなり「失敗を恐れず挑戦しろ」と言われても、具体的に何をすれば良いか分からないというのが正直なところだろうと思い、具体的に「お願い」をしました。
 それは「明るく、元気に、挨拶をする」ことです。
 小学生にでも言っているのか?と思われるかもしれませんが、実はこれを徹底するのは中々大変なのです。
 皆さんは、毎日欠かさず、会う人すべてに、明るく、元気に、挨拶できていますか?
 私は意識している方だと思ってはいますが、「できています!」と胸を張って言えるほどではないと考えています。
 まだ何もできない新入社員でも、明るく元気に挨拶することはできます。
 しかし残念ながら、早ければ数日で、遅くとも数か月と待たずに、新人の挨拶の声は小さくなってきます。
 それを、入社初日の爽やかさそのままに、徹底して継続することを「お願い」したのです。
 そしてそれは、新人の最大の武器でもあります。
 ベテランではなかなか出すことのできないフレッシュさ、これを最大限に生かせる最高のお願いです。
 知らない人に挨拶したり、大きな声で驚かれたり、小さくとも気持ちの良い失敗をしてくれることでしょう。
 明るく元気に挨拶、こんな当たり前のことが、ベテランでも難しい。それを新人から学ぶことができます。
 新人の明るい声が、三和全体の雰囲気を元気にしてくれることを、大いに期待しています。

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