今月の一言

社長の今月の一言
大きな変化のはじまり

2023.06.01

  新緑のまぶしい季節になってきました。
 日に日に気温も湿度も高くなり、陽ざしの強さは夏のようでもあります。
 これからは熱中症に留意が必要です。喉が渇く前に水分と塩分を適度にとるようにしていきましょう。

新たに2名の若手役員が就任:  

 本年2月に先代の山地真人が代表取締役会長を退任され、相談役に就任されました。
 長年社長として三和電業グループを発展させてきた先代が会長となり、代表も退いて相談役になるというのは、三和にとって大きな出来事でした。
 そして私が社長に就任して6年目。
 理念と歴史を大切にしながら、未来に向けて飛躍していくイメージを役員幹部と共に描いてきましたが、その役員も少しずつベテランになってきています。
 年代が高くなるにつれて経験も豊富になり、知識も増えてきて熟成されてきますが、やはり年代的な偏りが出てきます。
 「役員の組織を更に活性化させたい!」
 役員会で何度も話し合い、今のタイミングで若手を抜擢して活性化させようとなりました。
 必要な手続きを経て、去る5月21日付で2名の若手役員が就任しましたので、ご紹介致します。

新役員一人目、土井幸男:   

 新たに役員に就任した一人目は、土井幸男です。
 1977年生まれの45歳。私よりも二つ年上ですが、幅広い経験をされてきています。
 1996年の入社で、三和電業(株)北島営業所(当時)に配属され、鳴門作業所で現場経験を始めました。
 大塚グループ様やゼネコンさんなど多くのお客様に育てられ、約15年間にわたり鳴門作業所で技術的にも人間的にも大きく成長させて頂きました。
 長年鳴門で仕事をしていた土井に転機が訪れたのは2012年。多くのお客様に激励を受けながら関西支店に異動となり、次長~支店長代理を経て、2014年に関西支店長に就任します。
 その後、2016年に東京支店に異動となり支店長、
 2017年には三和空調(株)に転籍して東京支店長、その後、2020年に現職の四国支店長になっています。
 その間も郡山営業所や福岡営業所の所長も兼務しており、日本国内で関わった部門の数と広さは三和トップクラスの存在です。

新役員二人目、中川晃良:  

 新たに役員に就任した二人目は、中川晃良です。
 1985年生まれの38歳。とうとう私よりも年下の役員が誕生しました。
 2004年の入社で、実は中途入社の私とは同期になります。
 三和電業(株)高松営業所(当時)に配属され、現場代人として技術を学び始めました。
 2008年に関西支店に異動。その後は今回の役員就任まで関西支店を中心に幅広く活躍していくことになります。
 2015年に次長、16年に支店長代理、17年に支店長に就任。当時の中川が32歳になりたてであり、三和史上最年少での部門長就任となっています。
 なかなか苦戦していた関西支店でしたが、中川支店長の積極果敢な取り組みで、若く活気のある高収益部門になる基盤が築かれてきました。

若い力とベテランの融合で組織に活力を!:  

 私が中国から日本に帰ってきたのが、今から13年前の2010年。当時私が抱いた危機感は組織の高齢化でした。ベテランの幹部が安定した経営をしてくれていましたが、次の世代が私には見えにくく感じました。
 そこから何年もかけて、組織を学び、経営を見える化し、確実に世代交代を実現してきました。
 しかし「これで完成!」という組織はありません。まだまだこれからです。
 組織には常に若い力が上がってくる新陳代謝が必要です。
 今回の抜擢人事で終わることなく、常に若手とベテランが切磋琢磨できるような活力あふれる組織を、新たに加わった若手役員と共につくっていきたいと思います。

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