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社長の今月の一言
三和電業グループに新たな仲間!

2023.07.04

  

 夏本番までもう少しです。コロナ禍の終息で会食の機会も増えると思いますが、まずは健康第一!
 暴飲暴食はせず、睡眠をしっかりとって、熱中症にならないよう体調管理していきましょう!

三和電業グループに新たな仲間ができました:  

 本誌の一面にも掲載されていますが、去る6月2日に三和電業グループとして実質初めてとなるM&Aが成約しました。
 お相手は香川県の西地区(西讃地区)を代表する電気工事会社、株式会社久保電機です。
 今回は三和の仲間となった久保電機の紹介とM&Aの経緯などをお話していきたいと思います。

久保電機ってどんな会社?:   

 久保電機は香川県観音寺市に本社を置く電気工事を中心とした設備工事会社で、香川県電気工事業協会の役員理事も西讃地区を代表して長年勤めてこられました。
 創業は大正12(1923)年、つまり今年で創業100周年を迎える超老舗企業であり、75年の三和よりも随分先輩です。
 社員数は20名ほどですが、ベテランから若手までバランスよく在籍しており、施工管理技士や電気工事士などの国家資格も多くの社員が取得しています。
 久保正(前)社長が奥様と二人三脚で懸命に経営をされてきたことがよく分かる企業風土です。

M&Aの経緯:  

 三和に打診があったのは昨年の7月頃。初めての経験ですから、正直どのように判断すれば良いのか分かりません。とは言え気軽にあちこち相談できるものでもなく、限られたメンバーのみに情報を公開して水面下で検討する日々が続きました。
 以前からM&Aは前向きに検討するという姿勢はありましたし、多くの情報と打診は頂いていたので基本的な考え方は分かっているつもりでした。
 しかし、いざ本格的に検討となると色々考えてしまいます。そして考え過ぎるとネガティブになるのが人間の性ですね。正直とっても悩みました。

 そんな中、久保社長の「久保電機は昔から三和さんのような会社になりたいと思って経営してきた。三和さんになら安心して任せられる。」という言葉に感銘を受けました。
 久保社長と現相談役の山地真人は同年代で業界でも旧知の仲です。三和の経営姿勢を見て経営されてきたのなら、三和として久保電機を支援すべき。そしてそれが地域の業界発展に少しでも役立つのならば、このM&Aの意義は大きい。
 久保社長の思いを受け、三和として決意しました。

 その後は多くの方のご支援を頂きながら、本格的な企業調査等を行い、手続きを進めてきました。
 その中でいくつも大きな課題にぶつかりましたが、最大の課題の一つが「久保電機の社長を誰にするか?」という問題でした。
 ベテランの役員を選任する案も考えましたが、三和と久保電機の将来を考えると若手の抜擢の方がおもしろいし、価値が高い。
 さてどうしようかと考える中で、もっとも意欲があり、素養もあったのが、今回新社長に就任した中川晃良でした。
 中川の紹介は先月号でしましたので詳細は割愛しますが、三和として初めて山地家以外の「代表取締役社長」誕生となります。
 38歳という若い人材が社長になるというのは、三和に新たな歴史と風土ができるキッカケになると思います。
 これからどんな試練が来ようとも、若い力で無限の可能性を切り拓いていく。
 そして創業100年という老舗企業の伝統文化を大切にしつつ、三和が培ってきた経営理念とフィロソフィ、そして経営手法を融合させるのに、この若いパワーは大きな武器になってくれます。
 株式会社久保電機の屋号はそのままに、雇用はもちろん守り、お客様や協力会社さんも大切に引き継いでいきます。
 そして三和電業グループの仲間となった新生:久保電機は、更なる発展を目指していきます!
 今年に入って大きく変化している三和電業グループ、新たな仲間を加えて更に邁進して参ります!

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