プロジェクト

あなぶきアリーナ香川電気設備工事

2025.06.03

工事名新香川県立体育館(仮称)電気設備工事
工事内容上記建設に伴う電気設備工事一式
工期令和4年3月~令和6年11月
施工場所香川県高松市
担当部門三和電業株式会社 高松支店

香川県の新たな名所として期待される『香川県立アリーナ「あなぶきアリーナ香川」』が2025(令和7)年2月サンポート高松に誕生しました。中四国最大級の約1万人の収容人数を誇るメインアリーナとサブアリーナ、武道施設の3つの施設構成となっています。様々な用途に利用できる多目的アリーナであり、スポーツの国際大会・全国大会、コンサートツアー、展示会などに利用可能です。施工面、意匠面でも非常に難易度の高い建物でしたが、JV構成員・協力業者の皆様の御尽力により最高品質でお客様へ引渡しすることができました。ありがとうございました。

三和電業株式会社 高松支店 主任 熊野義信

★現場担当者へインタビュー★

  • 1.今回の物件の特徴を教えてください。

 メインアリーナは中四国で最大級規模の1万596人を収容します。床が通常時はコンクリートで、イベントに応じて木製ポーダブルフロアも導入でき、コンサートやMICE、地域の大規模なスポーツ大会の開催も想定しております。
メインアリーナの他に、2928人を収容可能なサブアリーナ、武道施設も備えています。
 外観については景観や海からの風を考慮し、流線型の大屋根の採用、全体の高さを抑えることで讃岐平野の山々や瀬戸内海といった自然と調和した建物となりました。

  • 2.施工中、一番愉しかったことは?

 意匠上力を入れたい箇所の器具、配管を固定する金物関係は、すべて現場合わせの製作品でした。
 どのような金物であれば意匠的に美しく、また、頑丈に固定できるかをJVパートナー四電工様及びSANAA様と追及した時間は大変でしたが、いろんな提案ができる愉しい時間であったと、今、感じております。

  • 3.施工中、一番大変だったことは?

 露出配管の経路、各機器配置・取付方法には本当に苦労しました。何度も何度も協議し、都度、図面修正を重ねて承諾をいただいたときは本当にうれしかったです。また、完成品を見た時に人生で一番の感動を味わわせていただきました。

  • 4.現場で心がけていたことはありますか?

 設計監理様の求める意匠を理解し、技術者として可能な技術提案を行うよう心掛けていました。特に「できない」「無理です」は言わないようにしていました。

  • 5.協力者の皆さんに一言お願いします。

 非常に難しい建物、意匠の追及で協力業者様には無理難題をお願いした事もありましたが、あきらめずに御尽力いただいたおかげで高品質な物件で完成できました。竣工検査では施工面、書類面で非常に高い評価をいただくことができ、最高品質でお客様に引き渡しできたことを心より感謝いたします。本当にありがとうございました。


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